キラーヒジア

COVID-19が世間を賑わせて大変なことになるよりも前、買い物にはほぼ毎日、少なくとも週の半分以上は出かけていた。野菜はともかく肉や魚などのタンパク質を確保するためだ。

 

しかし、最近は頻繁に買い物に行くようなご時世でもなくなってしまったので、週に1度くらいの頻度に変わった。問題のタンパク質はというと買い物をした日に2、3日分、毎週1度だけ届く生協でタンパク質を頼むようにする、缶詰やベーコン、ハムなどを買っておくなどで対応している。

 

のだが、先日ある記事を読んでいたら干物という選択肢が出てきた。そういえば子供の頃はよく食べていたと思うのだけど、自分が料理をするようになってからあまり食べていないことに気づく。

 

練馬に住んでいたころ近所にあった、まるで「量が多ければいいんでしょ」とでも言いたげなセットばかりがある満腹系の食堂のランチに必ずと言って良いほどアジの干物がついていた。『ハンバーグ、生姜焼き、アジの干物』『唐揚げ、とんかつ、アジの干物』のように、想像するだけで満腹になりそうなメニューがお店の外にある黒板に並んでいるのを見て、それだけで胃がもたれていた。そのせいですっかり魚の干物対してのイメージが悪くなってしまった。

 

今度の買い物に行く時には干物を買ってみようと思う。きっと今僕が想像しているよりもずっと美味しいはずだ。