令和二年肺炎狂想曲

1月の終わり頃から続いている肺炎騒動が今もなお続いている。最初は中国で新しいコロナウィルスを原因とした肺炎が流行り始めているらしいという話で、お隣さんだし、日本に来ている人も大勢いるし、日本から行っている人もいるだろうし、遅かれ早かれ日本でも流行るだろうなと思っていたら案の定やってきた。

 

そのうち横浜に停泊しているクルーズ船がどうだとか、そこに侵入した医師がどうしたとか、マスクが売り切れていて買えないだとか、大規模イベントが中止だとか、オリンピックがどうだとか、全国の小中学校に休校の要請だとか、だんだん大事になってきて、ついにはなぜかトイレットペーパーまで売り切れる始末。

 

真偽不明の情報がSNSを賑わしたり、チェーンメール-LINEだったのでチェーンLINEとでも言うべきか?-で送られてきたり。普段TVを見ずインターネットからしか情報を見ていない僕ですら目を通して仕分けするのに疲れてきたので、Twitterのフォローを何人か切ったりして情報量を調節することにした。

 

しかし日本人はトイレットペーパーがそんなに好きなんだろうか?子供の頃、オイルショックの時にデマ情報に踊らされてトイレットペーパーが買い占められていく映像をTVで見ながら、なんとも滑稽だなあと思ったりしていたものだが、それから半世紀近く経ち、情報化社会となった現代-きちんと調べればトイレットペーパーが不足するなどという情報はデマだとわかる-でもこんなことになってしまうのだから呆れるというかなんというか…。

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デマ情報の源流がどこから湧き出ているのかはよく知らないが、とりあえず「トイレットペーパーがなくなるぞー」と言っておけばみんな飛びつくようなのでこれはこれで面白い。

 

これだけインターネットが普及して情報が溢れ、そこに自らアクセスできる時代、情報の真偽を見極める方法や取捨選択の方法を教えることも大切なのかもしれない。ある程度それが進んだら能力を確認するために「トイレットペーパーがなくなるぞー!」と叫んで、情報を見極める力が身に付いたか確かめてみると良いと思った。