向き不向き

こないだスマホのゲームで知り合った人たちと少人数のオフ会的なものがあったので行ってきた。

 

基本的なお互いの素性(仕事とか性別とか)はなんとなく知っている者同士の集まりだったので、僕が仕事を辞めて専業主夫をしているということも周知だったはずなんだけど、その中の一人に「え〜凄い。料理まで毎日作るんですねぇ。僕は全く料理向いてないんでできないです。なので妻に全部任せています。」みたいな言い方で感心をされた。

 

おそらく本人に悪気などは全くないのでしょうが、まず“料理まで毎日作るんですね”ってそりゃそうだろ。専業主夫なんだから。というか、主夫なら作るのが当然というわけではないけど、作っていたとしてもそれほど感心されることでもないというか、例えば僕が女性で専業主婦だった場合にそこまで感心します?っていうところが若干気になる。

 

でももっと気になったのは“向いてないので料理ができない”という所。

 

毎日家庭で料理を作るということはですね。嫌いだったりやる気がなかったりしなければできます。5つ星レストランのシェフでもなければ、料理を仕事にしているわけでもない。自分たちが毎日お腹を満たすために作るただの家庭料理ですよ。三流四流で十分なんです。

 

そりゃ慣れるまで失敗はします。焦がしちゃったり、塩加減を間違えてしょっぱ過ぎたり。でもそれは仕事も同じでしょう。誰だって慣れるまでは失敗を繰り返すし、慣れてからも多少は失敗します。でも、そこから学んでできるようになっていくんですよね?

 

確かにそれ自体が嫌いだったりモチベーションがなくやる気が出ないというのであればできないと思います。それなら食事は外食で済ませたり買って済ませれば良い。でも、向いてないわけじゃない。別に料理をするのに特別な才能は要りません。

 

ただやりたくないだけの事を、向いてないという言葉で片付けて、やらない言い訳を妻にしているんですよね??と言いたくなります。なのでそういう場合は「やる気がなくて料理しないので妻にお願いしてやってもらってます。」と言ってくれ。

 

料理に限らずですが、こういう言い回しをする人は結構いて気になります。