ギックリ

朝、布団を畳もうとして力を少し入れた次の瞬間、僕は畳もうとしたその布団の上に横になっていた。痛い。痛くて起き上がれない。妻は正に授乳の真っ最中で動けない。僕も動けない。長男は不思議そうにその光景を眺め、少ししてぐずりだした。

 

この痛みは前にも経験がある。3年ほど前に一度、その前はそこから2年くらい前か?一回やるとクセになるとはいうけれど、3年もなってなかったらそんなこと少し忘れかけてるじゃない?だから疲労が溜まってる感覚はなんとなくあったものの特に労るような生活はしていなかった。痛い。

 

倒れた状態で少しずつ力の入れる箇所を変えながら、どこにどの程度力を入れると痛いのかを調べる。痛みの少ない場所、程度を探り当てて、少しずつ体を起こそうと試みる。もうちょっとで起き上がれるかな?と思うと、急に激痛が走りまた倒れる。失敗だ。そんなことをしている様はまるで生まれたての小鹿のようだ。痛いのだが笑える。笑うしかない。

 

効果的に治す方法もよく分からず、以前ギックリ腰になった時に調べてみたら、なるべく普段通りに過ごすのが良いというような事が書いてあって、なるほどそうかと思い仕事も続けながらそのうちに治ったように記憶していたけれど、今回は前回よりも酷いような気がしないでもない。1日過ごしてみたが、何か腰のあたりが歪んでいるような気もする。

 

夜になってギックリ腰のベテランだという義母に、ギックリ腰に効果的なストレッチのようなものも教わったりした。あゝ、明日の朝には少し良くなってるといいなあ。