褒められる

息子の健診には夫婦で付き添って出かけるようにしている。本来であれば僕が一人で息子を連れていくべきなのだろうが、妻も子供のことが気になるというのもあるし、僕だけで行くと少々周りから浮いてしまう-僕以外は女性ばかり-ので、少し気を使ってくれているのかもしれない。

 

健診に限らずだが、顔見知り程度の人と一緒になると時々「お父さんが来てくれてよかったね〜」と息子に話しかける人がいたり、「お父さん偉い!」のような類の事を直接言ってくる人もいる。

 

素直に喜べばいいのかもしれないが、僕としては違和感がある。僕は仕事を辞めて専業主夫をしているわけだし、妻は働いているのに仕事の合間を縫って育児に参加してくれている。むしろ褒められるべきは妻であって僕ではないはずだ。というか、親が育児に参加するのは当たり前だという観点からすると誰も褒められるべきではないのでは?-もちろん僕は妻にとても感謝しているがー或いは育児をすることは素晴らしい事だ!というのであれば子供を連れて来た全ての保護者が褒められるべきなはず。しかし、子供に付き添ってやってくる保護者の面々は沢山いるのに何故か僕だけ目立って声をかけられている気がする。それがどうも腑に落ちずモヤりとしてしまう。

 

まあもしかしたら僕が専業主夫だという事を知らないのかもしれないけど、それなら無条件に賞賛するのではなくて夫婦でいつも来てますね〜みたいな声かけがあってもいいと思うのだけど…。でも今書いてて思ったのですが、もしまた無条件に賞賛されたら、そこですかさず「専業主夫なんで( ・`ω・´)キリッ」と答えれば良いんですねきっと。そうしてみましょうそうしましょう。(勝手に納得)